2024 レナイシュ・ラ・パッシオ / オスカル・メストレ

※11月下旬～12月中旬頃再入荷予定です。再入荷のご案内はInstagramでお知らせいたします。

海風が育む透き通るような果実味と、塩味を伴うミネラル感。
果実の旨味がしっかりと広がる、上品なミディアムボディ。

ワイン名の”レナイシュ”は、バレンシア語で"再び生まれる"や”蘇る”という意味があり、地元アリカンテのワイン造りの原点回帰を重んじる当主オスカルが、この地のパッションが再び生まれることを意味しています。

輝きのある淡い黄色。香りはとても繊細で柑橘類やグレープフルーツ、フェンネルに加えてジャスミンのフローラルなアロマも感じます。口に含むと程よいストラクチャー、旨味や粘性もあります。酸味は穏やか。地中海の風の影響から塩味をしっかりと感じます。

畑の個性

標高300m、オーガニック栽培の畑で、複数の区画で樹齢50年以上からと、改植した若い樹から造られます。ベルニア山脈の麓という特別なロケーションがワインに深い個性を与えています。

標高の高さに加えて、地中海から直線距離で4kmという近さも大きなポイント。
地中海から吹き上げる涼しい海風が日中の気温上昇を抑え、ブドウの光合成を穏やかに整えることで、エレガントな酸と清涼感のある味わいが生まれます。

土着品種「モスカテル・デ・アレハンドリア」について

モスカテル・デ・アレハンドリアは、古代ローマ時代にこの地へ伝わったとされる非常に歴史の長いモスカテル系品種のひとつで、アリカンテでは食用ブドウとして古くから愛されてきた伝統的な品種です。

2000年以上前にローマ人が持ち込み、その後アラブ人の時代には干しブドウ文化の発展を支えた重要品種として、この地域の経済にも大きな役割を果たしてきました。

辛口白ワインが造られるようになったのは近年のことです。

古代から続く品種の個性と、地中海の風土が生む清涼感が楽しめる、アリカンテならではの土着品種です。

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生産者オスカル・メストレについて